検査対象は?
以下のような石油製品を保存、販売又は使用されている場合、製品中の微生物含有量を測定します。
航空機、自動車、発電所、船舶用燃料
バイオ燃料、重油、原油
潤滑油、油圧オイル
金属加工油、切削油
上記の何れかに伴う水分
水その他液体中の微生物を検出する感応試験もあります。
なぜ検査が必要なのか?
これまで、微生物の混入によって、航空機の離陸中止、船舶の運航中止、発電所の作動停止等が発生しています。微生物を事前に検出し、処理すれば、重大な事故を回避できます。
定期点検によって、資産の稼働率を高め、業務リスクを軽減することができます。
燃料中の微生物の混入による影響:
-
装置の劣化や故障の原因となるフィルターの詰まり、燃料の滞留、給油ラインやインジェクタの遮断
-
タンク、ベアリング等の腐食
-
燃料の濁りや品質劣化の原因となる水分の混入
検査方法は?
-
燃料劣化に伴う微生物の増殖のために配合されたチキソトロープジェルを使用(ガラス瓶入り)
-
殺菌装置付試験体5体(箱入り)で、燃料や水のサンプルを測定
-
コロニー形成単位(CFU(微生物を測定する標準単位))数を測定する、簡単、安全、画期的な方法
検査人は?
どなたでも使用可能です。詳しいマニュアル付で、特別な技術や装置は必要ありません。
検査の信頼性は?
標準的な研究所での試験と同様の方法で検査するため、検査結果は、IP385やASTM6974-03と比較可能です。
軍事用としても採用されており、NATOの在庫品に挙げられています(在庫番号6640-99-834-3573)。
“MicrobMonitor2”の特長は?
-
あらゆるタイプの石油製品と付属水に使用可能
-
主要OEMや石油会社も採用
-
検査方法も簡単、検査委託よりも経済的
-
信頼性の高いコロニー形成単位(CFU)技術を使用
-
特別な技術や設備は不要
-
検査結果はIP385やASTM6974-03と比較可能
-
微量の混入も検出
-
微生物の存在の有無だけでなく、その重大度も確認可能
-
殺生剤への影響なし、“DIEGME”や添加剤の効果を維持
-
生きた微生物や細菌胞子のみを検出(他の検査では、殺生処理によって微生物が死滅した数時間後又は数日後でも検出される場合あり)
-
油水層を検査可能
-
生きた黒カビや菌、酵母、細菌を検出
-
他の検査では検出できない細菌胞子も検出